クローリング独特の機構である、ビードロックホイールの組み方を福井市で1番詳しく説明します。
ビードをロックするホイール
実車でクロカン(クロスカントリー)する時は、トラクションをかせぐ目的から
山に入る直前にタイヤの空気を3割りほど抜いて、タイヤを柔らかくします。
そうすると、地面の凹凸にタイヤが追従してトラクションが上がるんです。
がしかし、空気を抜き過ぎるとタイヤのグリップがアクセルのトルクに負けて
ホールからビードが落っこちちゃうことに。
これを防ぐ機構として、ビードをプレートで挟み込むものが
ビードロックホイールです。
RCのクローラーでも柔らかいタイヤにするので、この機構が必要になるんですね。
実車と違う点は、重いホイールにして、トラクションを増やす目的がある事です。
タイヤとホイールの重量
実際にタイヤホイールとそれ以外の重量を測ってみました。
ノーマルホイール装着時は1個58gで4個232g。
ビードロックホイール装着時は1個138gで4個552g。
タイヤホイール除いた重量は1420g。
ノーマルホイール時のタイヤホイール重量割合は232/(1420+232)=14%
ビードロックホイール時のタイヤホイール重量割合は552/(1420+552)=28%
割合だけの比較で2倍。
コケにくくなってるよー!ってコト。
組み込み
ビードロックホイールの構造は、前と後ろのホイールとリングの隙間でタイヤのビード部を挟みこむもの。
リングをタイヤの中に入れて
ホイールをはめます。
タイヤのビード部がホイールとリングの隙間に来るように、タイヤを引っ張って調整します。
同じように後も。
前後のネジ穴を合わせます。
親切な中華メーカーであれば、長いネジと短いネジが付属されております。
組み始め時は、前後のホイール間の距離が長い(まだ浮いている)ので
長いネジを用いて仮締めします。
仮締めはホイールにネジ頭が当たる程度で止めておきます。
仮締めを行うと、短いネジでも届くようになるので、これもネジ頭が当たる程度まで締めます。
締め込む順序はこんな具合です。
均等にネジ頭がホイールに当たる程度まで締めたら次。
ここを欲張って締め込み過ぎると、変に仕上がります。
これをゆっくりやっても1個10分程度かかるので、4本で40分。
食後にまったり作るといいですね。